アメリカのニュージャージー州で、ある日レズリー・デイヴィスさんはレストランの裏にあるゴミ捨て場で1匹の6本指の野良猫を保護します。海外では多指症と呼ばれる遺伝子の異常により通常の指の数より多いの猫を「ヘミングウェイ・キャット」と呼び幸運を呼ぶ猫と信じられています。
レズリーさんは猫にごはんをあげて保護をしたのですが、ごはんを食べている猫を見てその猫の足の指が普通と違うことに気づきました。通常5本あるところ6本の指があります。しかも猫は妊娠しているようです。レズリーさんは猫に「ブロッサム」と名付けて地元の保護施設へと連れて行きました。ブロッサムは施設に到着して2時間後に6匹の子猫を出産しました。
施設のスタッフはブロッサムが多指症であることから「もしかして?!」と思い生まれてきた子猫たちを確認するとやはり6匹とも母猫と同じ多指症で前足の指が6本でした。子猫のうちの2匹は未熟児だったため獣医さんが自宅へ連れて行きつきっきりの看病をしてくれたのですが、1匹は亡くなりました。
ブロッサムは施設でのフードが合わず、ご飯が食べられない間も子猫たちの世話を止めることはありませんでした。でもあの日ブロッサムが保護されたおかげで5匹の子猫たちはすくすくと元気に育っています
この子が助かった未熟児の子です。まだ兄弟の半分くらいの大きさですが、とても元気に育っています。女の子で名前を「バブル」と名付けられました。もう1匹黒い子猫がいますが、その子も女の子で名前は「ムー」といいます。そしてあとの3匹は男の子。名前は「チャング」「ダッキー」「ブー」と付けられました。
生後4週を迎えた子猫たちは愛情深いブロッサムをお手本にしてヨチヨチ歩いたり毛づくろいをしたりと学んでいます。子猫たちを安全な場所で育てることが出来てブロッサムも嬉しさを感じているようです。子猫たちがもう少し成長したらこの親子はそれぞれの新しい家へと旅立っていきます。「ヘミングウェイ・キャット」幸せを呼ぶ猫として里親さんの元へ幸せを呼び込んでくれることでしょうね。
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