ある日、リーニーさんが車庫から車を出そうとしたときに驚いた猫親子が飛び出してきました。家の近くで見かけた野良猫の親子のようです。リーニーさんは旦那さんと一緒に猫親子の保護をしようとしましたが、出来ませんでした。とりあえず庭にご飯を置いて様子を見ることにしました。
リーニーさんたちが見守りはじめてから母猫は子猫を連れて姿を消しましたが、1匹の一番小さい子猫だけを置き去りにしていきました。子猫はリーニーさんのくれるご飯を食べては紫陽花の茂みに隠れ母猫を恋しがって鳴いています。怖がってなかなかリーニーさんに慣れません。すると数日後に母猫が現れました。子猫は喜んで母猫のそばへ寄って行くと母猫は「シャー!」と威嚇し去っていきました。可哀想に子猫は再び捨てられたのです。リーニーさんの住む地域は野生のコヨーテやキツネ、鷹などが棲んでいるため子猫にとって危険です。リーニーさん夫婦は子猫の保護をするために捕獲機を使い、無事捕まえることができました。
保護された子猫は人間が怖いのと捕獲された恐怖から小さいながらも毛を逆立て威嚇してきました。保護してから12時間くらいして子猫は警戒しながらもご飯を食べ、少しずつ慣れ始めてきました。そして体を撫でても怒らなくなってきました。ここからは心を開くのに時間はかかりませんでした。夫婦の心優しさが伝わり安心できると悟ったのでしょう。
子猫はリーニーさんの旦那さんがそっと体を撫でてあげると喉を鳴らしたそうです。子猫は夫婦に抱っこされることがとても嬉しいのです。旦那さん(パパ)に抱っこされる子猫。もう顔つきが違いますね。
こちらがリーニーさん(ママ)に抱っこされる子猫です。出会ってから数週間経った今では毎日甘えてハグが大好きな子猫はもう体から離れません。
リーニーさんは既に2匹の猫と犬、ウサギを飼っているそうですが、子猫は『トンカ』と名付けられ家族の一員になりました。トンカにお友達として子犬を引き合わせたところ少し興味をもったもののまだ慣れません。やはりトンカにとって一番好きなのはリーニーさん夫婦にハグしてもらうことなのです。
母猫から2度も捨てられ傷心のトンカでしたが、リーニーさん夫婦と出会いこれからもっと甘えてハグしてもらい愛情たっぷりの幸せな日々を送ってほしいと思います。
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