2009年頃よりエリンさんの家の裏庭に目の見えないアライグマが姿を現すようになりました。朝と夕方の2回ごはんをあげているとしばらくして黒い子猫たちを2匹連れてきました。子猫たちはまるで盲目のアライグマを護衛しているように見えます。この2匹の子猫たちがエリンさんにとってかけがえのない存在になるのです。
アライグマは野生ではいませんからおそらく飼えなくなった飼い主に捨てられたのでしょう。心優しいエリンさんと出会えて良かったですね。アライグマの目は完全に見えないわけではなく部分的には見えているため歩くには大丈夫ですが、時々見えてないものにぶつかるようだとエリンさんは言っています。アライグマは1日に朝6時から9時頃までに来てはごはんをもらい、また夕方にもやって来ます。
しばらくしてアライグマは2匹の黒い子猫を連れてやってきました。この子猫たちも捨てられた子たちなのでしょう。アライグマとすぐに仲良くなりアライグマに導かれて来たのでしょうね。エリンさんからごはんをもらい食べています。
3匹は毎日エリンさんのところへごはんをもらいに仲良く通ってきます。その様子は目の不自由なアライグマのことを子猫たちが護衛しているようでした。しかし、その半年後にアライグマは他界しました。アライグマの平均寿命は2,3年と短いのですが、このアライグマは数年は生きたことになるため大往生ですね。
残された2匹の子猫たちは親友のアライグマの死にとても落ち込んでいます。エリンさんは子猫たちを何とか保護しようとしました。子猫たちは野良猫です。保護するのにかなり大変でしたが、無事保護に成功しました。同じ頃エリンさんに悲劇が起こります。愛するお母さんと愛猫が亡くなりました。悲しむエリンさんの心を救ってくれたのがこの黒子猫たちでした。
今は亡きアライグマですが、エリンさんに子猫たちを引き合わせてくれたお蔭で子猫たちの存在がエリンさんにとってかけがえのないものになりました。子猫たちもエリンさん家族の愛情に包まれて幸せに過ごしています。
引用元:https://nekopple.com/cats/59765,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]