2017年1月3日、ロシア。気温はマイナス18℃の極寒の中、スラヴァさんが雪道を運転中に道路脇にうずくまる子猫を発見しました。「こんなところに何故?」スラヴァさんが凍死寸前の子猫を保護し全身についた氷を溶かすために必死で温めたところ子猫は落ち着き喉をゴロゴロ鳴らし始めました。
ロシア人男性のスラヴァさんが雪道を運転中に子猫を見つけたときは凍り付いた毛のかたまりのようなものに見えたそうです。その傍を何台もの車が行き交うものの誰も止まることはありませんでした。スラヴァさんがその毛のかたまりを子猫と気づくのに時間はかかりませんでした。
スラヴァさんは「死んでいるかもしれない」と思いながらもすぐに車を止めて子猫をタオルで包んでそっと抱きかかえて車へ戻りました。
幸いにも子猫は弱っていたものの生きていました。スラヴァさんは子猫の全身についた氷を溶かすために車の暖房を最大にして見守りました。スラヴァさんは子猫に『ニカ』と名付けて彼の父親のところへ連れて行き体を温めてあげました。スラヴァさんは猫の保護活動をしていることもあり咄嗟の判断がついたのでしょう。ニカは救ってもらい嬉しい気持ちを伝えるかのようにノドをゴロゴロと鳴らしています。
ニカがようやく体が温まり落ち着いてきたので動物病院へ連れていきました。診察してもらうとニカは生後6ヶ月の女の子であることが分かりました。そして凍傷のためしっぽの半分を切断しなければなりませんでした。
手術してから2週間経ちました。経過は良好でニカはすっかり元気になりました。家の中を毎日元気に走り回っています。
そして2か月が経ち、ニカは8ヶ月になりました。しっぽは短くなってしまいましたが、スラヴァさんに救ってもらい新しい家族として迎えてもらって幸せな日々を送っています。
あの極寒の雪道でスラヴァさんと出会ったことがニカにとって幸せの扉が開いた瞬間だったのですね。
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