悪徳ブリーダーの元で子猫を産む機械のように扱われ産む度に奪われていたベンガル猫。ある日カナダのブリティッシュコロンビア州の動物保護団体『Tiny Kittens』によって救出されました。そのときこの猫は妊娠していたのです。無事に出産したら今度こそは自分で育てることが出来るのです。
悪徳ブリーダーの元から救出されたベンガル猫に保護団体のスタッフは『フェリシティ』と名付けました。保護されて検査を受けた結果、フェリシティは子猫を妊娠していたのですが劣悪な環境の中で飼育されていたために多くの病気を抱えていました。そのため無事に出産できる可能性が低いと言われました。フェリシティの体中にノミやダニが付着し、子宮感染症や上気道感染、その他にも様々な病気が彼女の体を蝕んでおり衰弱していました。可哀想なフェリシティ。施設のスタッフたちももしかしたらダメかもしれないと覚悟していたといいます。
しかしフェリシティは諦めなかったのです。スタッフに見守られて病気と闘い、数日後にフェリシティは無事に2匹の子猫を出産したのです。
今までは頑張って産んでもすぐに子猫を取り上げられ母としての喜びを知ることが出来なかったフェリシティは初めて我が子を抱きしめることが出来ました。生まれてきた子猫は2匹ともとても元気でフェリシティによく似た美しい顔立ちです。
フェリシティは子猫たちを見るなり嬉しそうに2匹を引き寄せ抱いたそうです。過去に何度も出産をしては取り上げられずっと寂しい思いをしてきたフェリシティはやっと母としての喜びを知ることが出来たのです。病気に負けなかったのも施設で子猫を出産したら可愛い我が子をこの胸に抱くことが出来ると確信していたのでしょうね。
フェリシティの最愛の子猫ちゃんたちです。お母さんに見守られて幸せそうに眠っています。本当に綺麗な母譲りのお顔をしていますね。
フェリシティは一生懸命に子猫の世話をしています。とても幸せそうです。辛い思いをしてきたフェリシティですが、保護されてからスタッフの温かい心に触れすっかり懐いています。
そして幸運にもフェリシティと子猫2匹を一緒に引き取ってくれる里親さんが見つかり新しい家族の元へ旅立って行きました。フェリシティはもう二度と我が子と離れることはなく幸せな日々を送っていくことでしょう。
最後に…フェリシティは幸せになりましたが、同じような目に遭い不幸な生涯を送っている動物たちがたくさんいます。世界中でブリーダーの在り方を考え改める必要があると思います。人間のエゴによる可哀想な動物をこれ以上出してはいけないと思いませんか!
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