最愛の飼い主さんが亡くなり施設に保護された1匹の老猫の名は「シエナ」。シエナは人間の愛情やぬくもりを知っています。そんなシエナが保護施設を訪問する人が来るたびにガラス越しに手をかざして迎えます。しかしシエナに関心をもってくれる人になかなか出会うことが出来ません。
シエナは13歳の猫。人間の年でいくと68歳の老猫です。最愛の飼い主さんと死別しとても不安で悲しい思いをしていることでしょう。しっかりと人の愛情を知っているシエナは保護施設へ連れて来られてから新しい家族に出会いたくてずっと待っています。今日も訪問者が来るとシエナはガラス窓に近寄ってまるで挨拶しているかのように手をかざして迎えます。
訪れた人が関心をもってくれると撫でてほしそうにガラス越しにすりすりしますが、新しい家族にはなってもらえません。子猫は里親さんが見つかるのが早いですが、シエナのように老猫を引き取ってくれる人はなかなかいないのが現状です。
ある日、シエナのことをSNSで見たというテリーさんが保護施設へやってきました。シエナはいつものようにテリーさんに向かってガラス越しに手をかざしています。テリーさんはシエナを家族として迎えることに決めました。
シエナは新しく「クロエ」と名付けられ、テリーさんにもすぐに慣れました。クロエはやはり撫でてもらうのが大好きのようです。
老猫といってもクロエは遊び心がたっぷりの猫。クロエのお気に入りは洗濯したばかりのタオルが入っているバスケットの中に入ることです。
クロエは寝るときもテリーさんに寄り添い一緒に眠ります。現在14歳になったクロエはテリーさんに可愛がられて幸せな日々を送っています。やっと幸せを掴んだクロエの生活が長く続くことを祈ります。
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