ある日、夫婦がガーデニングしていると1匹のグレーの猫が現れました。その猫はとても痩せていて体を撫でると嬉しそうです。夫婦が水とごはんをあげると飛びついて食べた後、どこかへ消えました。夫婦はまたその猫が来たら家族に迎えようと決心していたところ、しばらくして別の日に猫が再び現れたので保護したのです。
このグレーの猫は夫婦にとても愛情を求めてきました。保護してすぐに猫の健康状態とマイクロチップを調べるために獣医さんに診てもらいましたが健康状態は良好でマイクロチップもないことからも野良猫であることが分かりました。夫婦はこの猫に「ベティドール」と名付けで新しい家族に迎えました。
獣医さんのところから戻ったベティドールはしばらく夫婦と遊んだ後、どこかへ行こうとします。その時に何歩か歩いては立ち止まり後ろにいる夫婦を振り返ります。まるで「ついてきて!」と言っているようです。夫婦はただならぬものを感じベティドールの後をついて行きました。裏庭の古い小屋まで行くとベティドールは古い芝生と腐葉土の袋の間に潜っていきました。その奥から可愛い子猫の声が聞こえてきたのです。
中をのぞいてみると3匹の子猫がいました。夫婦のことを信頼しベティドールは自分の子どもの存在を夫婦に教えたのです。夫婦は子猫たちを保護し、家の中へ連れてきました。
ベティドールと子猫たちはすぐに新しい環境に慣れて夫婦との生活がとても気に入ったようです。ベティドールは夫婦に懐き、そのせいか夫婦が子猫たちに触っても決して怒らないそうです。きっとベティドールは安心して子育てをする環境を探していたのでしょう。夫婦の愛情に触れ、この人たちなら大丈夫と信頼したのですね。夫婦に守られ子育てに頑張っていくことでしょう。
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